ある晴れた午後、買われた牛が売られてゆく切なげな曲である。
そんな風景を私も一度体験した。
別に売られていったわけではなく、私が売りに出したのだが…。
車と言うものは、買われた瞬間から中古車になる。
たった1回でも人が乗ったら、運転をしたらその瞬間から中古車になる。
しかし、考えてみると、中古車販売と言うのは現代におけるリサイクル業の奔りなわけで。
進歩的な売買であったと思われる。
しかし、新車を手に入れられる喜びの反面、想い出が残った愛車が引き取られてゆくのには
哀愁を感じますね。
ただ、ただ次のオーナーが私より大事に扱ってくれることを願うばかりである。
中古車と言えども熱いハートが滾っている友なのだから。

